温める

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東洋医学では、「気(き)」と「血(けつ)」の巡りが滞ることが不調の原因と考えられています。
この巡りを阻害する今の季節の「冷え」を改善するために、特定の部位を温めることが効果的です。

・温めると効果的な体の場所
首、手首、足首
温めることで末端の血行が促進され、血流改善や冷え性の改善の役に立ちます
特に、手首は血管が集中していて皮膚が薄いため、冷えやすい部分です

お腹と腰
お腹は冷えを感じにくい場所ですが、冷えている人が多い部位です。
お腹を冷やすことは腰痛の原因にもなります。胃腸、膀胱、子宮など大切な臓器が集まっているため、夏でも冷やしすぎない工夫が大切です。
腰の周り、特にお尻の少し上に位置する仙骨(せんこつ)と、腸や子宮が集まるお腹の周りを温めることは、寒さ対策に役立ちます。
腰を温めることで、血液をつくる骨髄や腎臓がある背中も温められ、代謝アップにも繋がります。

足の裏
足の裏も温めると良い場所の一つです。足は心臓から遠く、体の末端にあるため冷えやすい部位です。
足裏の土踏まずの上あたりにある「湧泉(ゆうせん)」のツボを温めることも効果的です。


・冷やさない方が良い体の場所
背中
東洋医学では、冷えが体に入り込むと風邪の症状を引き起こすと考えられています。
風邪のひき始めに背中がゾクゾクするのは、冷気が体内に入ろうとしているサインです。
特に背中の上部にある「風門(ふうもん)のツボ」は、風邪予防に効果的とされ、ここを温めることで体のこわばりも和らぐと言われています。

足首の内側
内くるぶしの少し上には「三陰交(さんいんこう)」というツボがあります。
特に女性にとって重要で、生理痛や月経不順、不妊治療にも用いられることがあります。足首は多くの動脈が通っており、効率的に温めることで全身の血行促進につながります。

お尻も冷えやすいので注意が必要です


38歳のひとりごと
乾燥するので夏と同じく水分補給をしよう

~ハンドクリームの塗り方~
1.手にクリームを出して、両手の手の平を合わせクリームを温める
2.軽くマッサージをしながら塗り込む(※手首まで)

弘前市品川町 三つ菜接骨院